◆沼への入り口 ゴルフというスポーツに興味がありつつも バブル期の贅沢レジャーという先入観にとらわれ なかなか手出しできなかった世界。 46歳になって(2015年)半ば無理矢理連れ出されたコンペで こんなにもリーズナブルにプレーできるようになったのか、 と衝撃を受ける。 翌年、父から新千葉カントリー倶楽部の会員権を譲り受けてからは、 本業(?)の野球がない日曜日はせっせとゴルフ場へ通う日々。 近場の練習場が安価だという利点もあり、 研究に研究を重ね、4年目(2019年)にして年間アベレージ100切り達成。 8年目の夏(2023年)に安定したショットのコツらしきものを会得。 以降のアベレージは92。益々ゴルフが面白くなってきた今、 伊東流ゴルフ理論を覚え書きとしてここに記しておく。 2024.4.21 |
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◆ショット 安定したショットを手中に収めたかと思えば 何かの拍子に右へ左へ。トップにダフり。 思うように行かないのがゴルフ。 世界のトッププロでさえ、OBを出したり池ポチャしたり。 何もかもがいつでも上手くいくのであれば、そんな退屈なことはない。 ミスは付きもの。それでこそゴルフは面白い! ショットはつまるところ「再現性」。 ジャストミートして真っ直ぐ飛んだときと寸分違わず同じ打ち方が できれば良いわけだが、なかなかそうはいかない。 注意を向けるポイントは山ほどあるので、 いちいちそこに気を回すわけにもいかない。 そのために他のスポーツでもよく言われることだが、 「大きな筋肉」を使うことを心がけてみる。 いわゆる「体幹」の筋肉でフォームの基本を作ることが 安定したショットに向けての第一歩だ。 細かいところはゴルフの入門動画などが 巷に溢れているので割愛して核心に入る。 自分が安定したショットを手に入れたのは 以下のポイントを意識するようになってからだ。 @テイクバック時の重心は真ん中。(右足に乗らない。むしろ左足重心気味) Aインパクト時のクラブ軌道を必ず見る。(目を切らない) Bフォロースルー時に前傾姿勢を崩さない。(球の行方は斜めに見る) この3点は決して崩さずに、これで球が曲がったりするときには 細かいところを修正する、という方法をとっている。 例えば、 チーピンが出るときには右手のグリップを緩めてみるとか ダフりが出るときには左肩に少し意識を置いてみるとか。 練習場で、「こうすればこうなる」ということが理解できていれば ラウンド中にも充分修正可能だ。 2024.8.5 追記 本年7月のラウンドでティーショットで左にヨレるクセが出始めた。 これを修正したイメージは、 テイクバック後、ラグビーのパスのように 両手の力感を均等に背中(目標方向)に向けて 両手を振り下ろすことを意識し、 左足の踏み込み・壁の意識を持つようになってから。 以前もこの感覚を抱いたことはあったが、 良いショットが継続するようになってからは忘れていた感覚だ。 慣れてきて以前身についていた動きが 他の動きによって上書きされてしまう。 ホンのわずかな油断が致命的なショットの乱れにつながる。 こんなに怖いことはない。 これ!と思った打法を身体に染みつくまで繰り返す。 コースでの開放感からこれを決して忘れないよう 練習あるのみ! 2024.12.28 追記 12月に再び左ヨレ発生。 多忙から来る練習不足が原因。 ラウンド中に修正を試みるもこのため自信を持って振れず ショットは安定感を失う。 また12月ラウンドでスコアを崩し 年間アベレージ90切りが危うくなり ラウンド中にスコアを気にする「欲」が生じ、 スイングの乱れにつながった。 つくづくメンタルコントロールの重要さを感じた。 この年の最終ラウンド後に練習場でスイングの再確認。 @右手に余計な力が入っていた→クラブ持ちドリルで修正 A左の壁が緩んで身体が開いていた→左足沈み込みを取り入れ修正 B上半身が起きていた→クラブ軌道凝視とラグビーパスイメージ確認 |
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◆メンタルコントロール 安定したショットのため、安定したスコアメイクのため、 最も重要なのがメンタルコントロールだ。 心がけているのは以下の点。 @ミスは付きもの。必ず修正できると思い込むこと。 Aリカバリーは無理をせず確実に。 Bアドレスに入ったら余計なことは考えない。 C地形・コースレイアウトに惑わされない。 @については前述の通り。 Aについては、つい即座に挽回したくなるところだが、 悪いライでフルショットは禁物。大怪我につながる。 ハーフショットで次打ちやすいところに出せれば御の字。 Bプレーファストを心がけていると、つい疎かになるところだが スイング中でも「無心のスイング」を妨げるものが出てきたときには 遠慮無く仕切り直そう。 Cコース設計者との勝負。打つ方向を決めたら ボールに集中して無心でスイング! |
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◆コース戦略 前述のメンタルコントロールの延長線上にあるマネジメントだが 自分なりに約束事を決めておくと、いざ打つときに迷わずに済む。 @ティーショット ○今日の球筋を把握してOBのリスクは回避して伸び伸び振る。 ○飛距離より2打目の打ちやすさを優先させる。 ○ショートホールはクラブ選択が肝。風向きには敏感に。 Aグリーン狙い ○コントロールに自信のあるクラブと残り距離との相談。 ○苦手なライからのショットは番手を上げて七分ショット。 ○オーバーしてからの寄せより手前からの寄せの方が易しい。 Bアプローチ ○転がる距離を計算に入れた落としどころを考える。 ○練習場で上手くいっていた方法を選択する。 |
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◆パッティング これは初期からさほど苦労していない。 右手の押し出しを強くすると方向が狂うので 左手の甲で打つイメージを常に意識している。 距離感はテイクバックの振れ幅と転がる歩数を 練習グリーンで確認しておく。 コースに出たら一発勝負。以下の点をポイントにカップインを狙う。 @歩測をするときに傾斜を足の裏から感じ取る。 A曲がり幅は登りなら小さめ、下りなら大きめに読む。 B遠い時は、球の勢いがある間は傾斜の影響を受けづらいことを考慮。 C迷ったら距離だけ合わせて真っ直ぐ! |
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◆マナー ゴルフのパーティーは一期一会。 同伴者に「伊東さんと回れて楽しかった」と言ってもらえるよう 皆が気持ちよくラウンドできるよう以下のポイントは心がけている。 @プレーファスト。自分の打順になったとき、すぐアドレスに入れるよう 準備は済ませておく。ルーティーンはシンプルに。 A同伴者の打球方向も気にする。@につながる。 B目土入れ・ボールマーク直しなどコースの修繕をしっかりやる。 Cグリーン上のマークはできるだけ早くやる。 Dナイスショット等の声かけにはしっかり応える。 E楽しい会話も大切だがプレーに支障が出るほどしゃべりすぎない。 F調子が良くても悪くてもはしゃいだりふてくされたりしない。 |
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◆ゴルフの怖さ・シビアさ ゴルフの魅力に取り憑かれて、上達すべく修行を積んでいるが、 面白くなってきたと同時に、このスポーツの怖さ・シビアさを感じ始めている。 @すべて自分との闘い。 相手からの攻撃は無いので、すべては自分の責任。 不運なこともすべて受け入れて感情を乱されることなくプレーすべし! A挽回は一打ずつ。 大叩きしてしまうホールも時にはある。それを挽回するには 一ホール一打ずつでも出来すぎなくらい。自分で設定した基準 (今のところ各ホールボギー)をキープしつつ、大叩きのリスクを回避して とれるホールで一打ずつスコアを削っていくべし! Bルールは熟知して自分に厳しく。 審判員のいないスポーツ。自分に厳しくあらねばならない。 ボールが見えないところへ行ったら暫定球は打っておくべし! シングルプレーヤーへの道はすべて自分次第。 また新たに気づいたことなどがあったら書き足していきたい。 |
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◆練習場で確認しておくこと 2024.8.5 恵まれたことに、自宅近辺の練習場は都市部に比べて安価で 球数を気にせず練習に専念できる。 ただ、ある程度フォームが固まってからは 1時間・120球くらいで調整するのみにしている。 (フォーム改造を考えるときには2時間打ち放題に行く) 確認するのは以下の点。 @狙ったコースにストレートボールを ドロー系やフェード系のクセも出ることはあるが、 腰の高さまでのテイクバックから常に狙ったコースへ球が出るよう フォームのチェックを行う。 ※フルスイング練習中も何か変だと思ったらここに戻る。 A各クラブでどの距離が出るかをチェック 季節(服装)・体調によって距離が変わってくる。 フルスイングでどのクラブが何ヤード出るかを確認しておく。 Bアプローチの距離とランを確認する 自分の場合PWフルショットで110Y。それより短い距離は スイングの振り幅で細かくチェックしていく。 その際重要なのは着弾点。このクラブでこの振り幅なら ボールは何ヤード浮いているかを知っておく必要がある。 もう一つ重要なのはウェッジのロフト角によって 着弾してからどれくらい転がるのかを見ておく必要がある。 この二つの組合せで、実際のコース上で グリーンエッジまでの距離とグリーン上でのピン位置に合わせて クラブと振り幅を選択していくことになる。 Cパッティンググリーンで転がりと固さをチェック 最低でもスタート30分前にはチェックインして練習グリーンに 行くようにしている。 チェックするポイントは ○パターの振れ幅と転がる距離。ざっくり歩測で5歩10歩15歩は 最低でもやっておきたい。 ○グリーンの固さ。固いとロングアイアンで着弾すると 大抵オーバーの憂き目に遭う。直接狙えるのか手前を狙うのかで 選択するクラブが変わってくる。 |